講義参考資料 I 講義用パワーポイント・プレゼンテーション

基本原則

① 今般、霞関会のweb siteに掲載することとなった資料は、下記の科目に関して私が作成して講義に使用したものです。最終チェックは2019年度に行ったものであり、その後の状況の変化は反映されていません。

② 外務省「霞先生の会」の会員の方々は、これらのパワポを、教室で使用する場合に限り、その全部であれ一部であれ自由に利用して頂いて差し支えありません。

③ 利用の際は、acknowledgementとして「パワポの作成に当たっては、原聰元駐ポルトガル大使・元京都外大教授作成のパワポを利用した」との趣旨を冒頭に記載頂ければありがたく存じます。(私は、2020年3月をもって京都外大における9年間の講義を終了し、大学を退職予定。)

④ 教室での講義用の使用を超えて出版などに利用する場合については、著作権の問題が生じ得るので、この霞関会 web site に掲載の「著作権に関するコンプライアンス」を参照願いたく、他の著作権関係資料にも十分目を通した上で、著作権問題が生じないように慎重に対応されることをお勧めします。特に写真やグラフ・表の引用・利用には、注意願います。

・講義科目は以下の通り。それぞれが半年間の講義に対応しています。

  1. 東アジア政治外交史 I(19世紀から日本敗戦まで)
  2. 東アジアの政治外交史II(日本敗戦後から今日まで)
  3. 日本外交課題論 I(日本外交が今日抱えている諸課題 I)
  4. 日本外交課題論 II(日本外交が今日抱えている諸課題 II)
  5. Cross Cultural Studies I 異文化理解 ― 異文化の多様性と魅力 ―
  6. 日本人の価値観 -異文化と異なる日本文化、その特徴は何か -
  • 各講義科目の詳細は次の通りであり、それぞれの項目をクリックすれば、パワポ・プレゼンにリンクされています。
    なお、各講義の順序は、学期末試験に出る可能性があるものを早めに講義する方針をとっていたので、特に学期の最後の方の講義は必ずしも時系列順とはなっていない場合があります。

I.東アジア政治外交史 I(19世紀から日本敗戦まで)(14回分)

  1. 大学教育とは何か? 「考える力」を養う
  2. 19世紀の世界情勢-帝国主義の時代
  3. 開国をめぐる日本外交
  4. 日清戦争、日英同盟
  5. 日露戦争
  6. 日韓併合、第一次世界大戦、対華21ヶ条要求、ソ連成立
  7. ベルサイユ条約・国際連盟
  8. ワシントン体制:四ヵ国条約・九ヶ国条約・ワシントン海軍軍縮条約
  9. ロンドン海軍軍縮条約・統帥権干犯問題・天皇機関説
  10. 満州事変・国際連盟脱退
  11. 日本軍部の台頭・2.26事件・中国国内情勢
  12. 日中戦争(盧溝橋事変)・日独伊三国同盟
  13. 太平洋戦争
  14. (追加)近代政治外交史における二つの何故(最終講義)

II. 東アジアの政治外交史 II (日本敗戦後から今日まで)(13回分)

  1. 日本敗戦、中国内戦、中華人民共和国成立
  2. 対ソ一辺倒・ウイグル侵攻・チベット侵攻、東西冷戦
  3. 朝鮮戦争
  4. サンフランシスコ平和条約・日米安全保障条約
  5. 大躍進の失敗・中ソ対立
  6. 文化大革命・毛沢東時代の終焉
  7. 朝鮮戦争後の南北関係・日韓基本条約・日韓関係
  8. 米中和解・日中国交正常化
  9. 鄧小平時代・天安門事件
  10. 中国の台頭・愛国教育・国内矛盾
  11. 東アジアの動向・日米同盟の役割・集団的自衛権
  12. ソ連崩壊、冷戦終結、大国ロシアを望むロシア人
  13. ベトナム戦争

III. 日本外交課題論  I (日本外交が今日抱えている諸課題)13回分

  1. 大学教育とは何か?「考える力」を養う
  2. 東アジアの安全保障環境(概観)
  3. 北方領土問題
  4. 尖閣諸島問題1
  5. 尖閣諸島問題2
  6. 竹島問題1
  7. 竹島問題2
  8. 東シナ海ガス田開発問題、EEZ・大陸棚境界画定問題
  9. 東シナ海漁業問題
  10. 世界の気候変動、地球温暖化問題 
  11. エネルギー問題1
  12. エネルギー問題2(原子力エネルギー問題を含む)
  13. 東アジアの地球環境(大気汚染、水汚染、水不足、廃棄物など)

IV. 日本外交課題論 II 13回分

  1. 日本の安全保障(日米同盟、在日米軍基地(普天間移設))
  2. 韓国・日韓関係(慰安婦問題、元朝鮮人労働者問題など)
  3. 北朝鮮・日朝関係
  4. 中国、日中関係 I
  5. 中国、日中関係 II
  6. ロシア・日露関係
  7. ASEAN地域フォーラム(ARF)、南シナ海領土問題
  8. WTO(世界貿易機関)、貿易投資自由化(ドーハラウンド、EPA、FTA)、AIIB
  9. TPP(環太平洋パートナーシップ協定)などEPA・FTA
  10. 弾道ミサイル防衛、大量破壊兵器不拡散、核兵器禁止
  11. 東アジアの平和と安定を求めて(安保日米協力・共同運用、集団的自衛権)
  12. 中東情勢 I(中東和平の歴史、現状)
  13. 中東情勢 II(イラン、イラク、シリアなど、その他の中東問題)

V. Cross Cultural Studies I 英語で講義 14回分

異文化理解 ― 異文化の多様性と魅力 

  1. 大学教育とは何か?「考える力」を養う
  2. Kyoto and Oxford 英国人の思考法
  3. Southeast Asia: ASEAN countries and their diversity
    東南アジアの多様性
  4. Middle East — Islam and Ethnicity (Arabs, Turkish, Iranians, etc.)
    中近東の豊かな歴史、そして、イスラム教
  5. Britain — Christianity: Protestantism and Anglican Church
    キリスト教と英国国教会
  6. Portugal — Catholicism and the Age of Discovery
    カトリック教と大航海時代
  7. India — Hinduism and Buddhism インドとヒンズー教
  8. China — Taoism, Confucianism and Chinese values
    中国:道教・儒教と現実主義
  9. Korea — Between China and Japan 朝鮮:中国と日本の間で
  10. South Africa — Black and White: Democracy
    南アフリカ:黒人と白人、そして民主化
  11. United States — Melting Pot or Salad Bowl?
    米国:「るつぼ」それとも「サラダボウル」?
  12. Russia — Authoritarianism? ロシア人:「強大なロシア」への熱き思い
  13. Canada — Multiculturalism: Mosaic カナダ:多文化主義とモザイク
  14. (付録)Ancient Rome and Japan — Pragmatism and Pax Romana
    — What characterizes Japanese?
    古代ローマ帝国:実際主義とパックス・ロマーナ:日本との類似性
  15. (付録)主要諸国の国民性―民族の性癖:日本、中国、ロシア、朝鮮、米国

VI. 日本人の価値観 -異文化と異なる日本文化、その特徴は何か-13回分

  1. 「空気」の支配 Control of ‘Air’
  2. 「心遣い」「気配り」「謙譲の美徳」 、「内と外」:「甘え」
    Considerate attention, Virtue of modesty
    the inside and the outside, presumption of others’ affection
  3. 「正直」「誠実」「義理」
    honesty, sincerity, Faithfulness to debts of gratitude
  4. 「和を以て貴しと為す」「人間関係本位主義」人間関係こそ全て
    “Wa (harmony) is that which is invaluable.””Principle of Human Relations Standard”
  5. 実際主義:現世利益の追求
    The pursuit of earthly reward and prosperity:
    A pragmatic and practical approach to life
  6. 行動主義:「頑張れ」Action is invaluable: Ganbaré
  7. 勤勉・創意工夫 Diligence and innovativeness
  8. 日本的経営・企業統治:「三方よし」
    Japanese way of business and corporate governance
  9. 自然との共存・共生 (Coexistence and cohabitation with nature)
    清らかさ・自然崇拝 (Purity、Nature worship)
  10. 「気」と「心」
    feelers radiating outward from one’s mind, and mind/heart
  11. 直感的・情緒的感性  Intuitive and emotional sense、
    やまとごころ(大和心)、「もののあわれ」
    Yamato-gokoro (the Japanese soul),
    Mononoawaré (Sensitivity to things)
  12. 武士道(「仁」「礼」「恕(ジョ)(惻隠)」「倹約質素(もったいない」
    「勇気」「名誉」):
    Bushidoh, (Jin, Courtesy, Compassion, Thrift/Frugality,
    Courage, Honor) 
  13. 「なぜ?」と考える力の不足: 高受信能力・低発信能力:
    Weak communication skills and strong receptivity

(了)