第18回「日本と日本人」

元駐タイ大使 恩田 宗  数年前になるがNYタイムズ・マガジンの文芸評論家S・アンダーソンが村上春樹取材のため初めて来日しこう書いていた。「村上小説から想像して […]

第17回「人や動物の集団行動」

元駐タイ大使 恩田 宗  鳥や魚の大群は捕食者に出会うと黒いひと塊となり縦横に旋回して体をかわす。無数の個体が一つの生き物であるかのような見事に統制のとれた動き […]

第16回「通信料と電報文」

元駐タイ大使 恩田 宗 外国との通信料は今はほとんどかからなくなったが昔は恐ろしく高かった。明治28年の外務省の電信費は省予算の17%を占め本省人件費の3倍だっ […]

第15回「日本語の文法」

元駐タイ大使 恩田 宗 「リンゴと柿、どっちがいい?」との台所からの声に「柿でいい」と答えると重い思いをして買って来たのにがっかりだと言う。「柿で我慢する」とい […]

第14回「幕末日本の英語力」

元駐タイ大使 恩田 宗 幕末の武士が持っていた英語の単語集をみたことがある。はがき大の和紙8枚の裏表に細筆で約650語がみっしり書き込んであった。仙台藩士玉蟲左 […]

能とバレエ

元駐ギリシャ大使 齋木 俊男  世の中に能とバレエほど違いの大きいものはありませんが、両者の競演というめずらしい催しが昨平成二十七年一月国立能楽堂でありました。 […]

2016年米国大統領選挙の真の意味は何か?

西村 六善元駐メキシコ大使 始めに… 温暖化を喰い止めようとする世界の動きに米国の保守層が強く反対しているのは何故か? これは気候変動交渉の中でも最も深刻な課題 […]